2011.08.16(Tue):ひとりごと
「今日(8月15日)は何の日?」
脳梗塞が原因で少し認知症のある母に毎日の日付などを聞いている。
「終戦記念日」
さすがに即答だった。
母の中で死ぬまで忘れることのない日だからね。
うちの両親は戦争経験者。
父は志願兵として入隊。
敵が来るのを信号で知らせるモールス信号などを飛行機に乗って打っていたらしい。
日本にもいたようだが、満州(今のシベリア)にいた時期が長かったようで、よくその時の話をしていた。
もし、戦争があと数カ月長引いていたら・・・。
父は特攻隊として出陣していたそうだ。
そして、原爆投下後の広島の様子も列車の中で見たらしい。
もし・・・父が名誉の戦死を遂げていたら・・・母とも出会ってないし、もちろん私はこの世に存在していない。
そう考えると生きててくれてありがとうと心から思う。

そして母。
女ばかり7人姉妹で〇朝鮮で裕福な生活をしていたようだ。
しかし・・・戦争になって家を追われ、あの38度線を越えなければならなかった。
当時はお年頃だっただろうに女とバレると某白人男性に強姦されるため、さらしを巻き髪は短く切って、バレないように必死だったようだ。
目の前で奥さんを連れ去られ強姦されるのを助けることも

できなかった旦那さん・・・・その光景を年頃の母たちが見るにはあまりにも衝撃的な光景で想像すらできない。
某白人男性たちが目の前まで来ているのを察知した水商売の女の人が自分たちが犠牲になってくれて、母たちはその場を逃げることができた。
伝染病がはやり、次々になくなって行く中・・・運の強さを持っていたのか母の一家は全員無事に引き上げ船に乗り、日本へ戻れた。

そんな話を淡々としてくれていたけど、きっと言い表せない思いがたくさんあっただろうと思う。

今、当時のエピソードやドラマを見るとなんて不条理でなんて馬鹿げてるんだと思う。
それは今が自由で平和だから。
その自由と平和はあの戦争があったから、そして、絶望を希望に変えてやり直せたから・・・。

いつもじゃなくていい。
1年に1度・・・この日に当時のことに耳を傾け、平和を考え、今に感謝したいと思う。
Secret